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ちはや(ローマ字:JS ''Chihaya'', ASR-403)は、海上自衛隊の潜水艦救難艦〔自衛隊装備年鑑 2006-2007 朝雲新聞 P266 ISBN 4-7509-1027-9〕。計画番号は''J141''。 艦名は千早城に由来し、この名を受け継いだ日本の艦艇としては4代目である。 == 設計 == 老朽化していた「ふしみ」(46ASR)の代替艦として建造された〔。設計面では、潜水艦救難母艦「ちよだ」(56AS)の拡大改良型とされており、潜水艦母艦機能を廃する一方で医療設備を強化している〔。 DSRV運用のため、船体中央部にムーンプール(センターウェル)を備えるという基本構成は56ASと同様だが、船首楼は艦橋構造物付近まで延長され、基準排水量にして1,800トン大型化している。これによって、従来は暴露部に格納されていた装備も艦内に収容できるようになった。また遭難現場へ迅速に進出できるよう高速巡航能力に意が払われており、造波抵抗低減のためバルバス・バウが採用されているほか、センターウェル下部には艦底閉鎖装置が設けられている〔。これは2分割した閉鎖板を油圧によって開閉する方式であり、スライド式や内開き式などの構造が検討されたが、救難という任務に求められる確実性から、外開きによる観音開き方式が採用された。 主機関としては三井造船12V42M-Aディーゼルエンジン2基を備えている。これは「ちよだ」で主機関とされた直列8気筒機関と同系列だが、V型12気筒とすることで出力を増強したものであった。推進器としては、可変ピッチ・プロペラ2軸のほか、艦首と艦尾にサイドスラスターを2基ずつ備えている。これらは、「ちよだ」と同様に艦位保持装置(Dynamic Positioning System, DPS)を装備しており、洋上の一点に静止することが可能である〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ちはや (潜水艦救難艦・2代)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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